@article{oai:ferris.repo.nii.ac.jp:00000456, author = {小池, 清治 and Koike, Seiji}, journal = {フェリス女学院大学紀要}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 天草本平家物語の用語上の特徴に注目されて、清瀬良一氏は、この書を前半(巻Ⅰ・巻Ⅱ・巻Ⅲ・巻Ⅳの巻頭部分)と後半(巻Ⅳの巻頭部分以後)に二分される説を提出された。氏は、前半が主として話しことばの教科書として訳出され、後半は主として書きことばの理解のための教科書として訳出されたのではなかろうかという。ところで、「侍」という語に注目してこの書を見た場合、「サブライ」と「サムライ」の両形が併用されており、用例数の多寡により、「サブライ」系の巻、「サムライ」系の巻と名づければ、巻Ⅰは「サムライ」系、巻Ⅱと巻Ⅲは「サブライ」系、巻Ⅳは「サムライ」系の巻ということになるのである。すなわち、「サムライ」という語をメルクマールとしてこの書をはかると、清瀬氏の二分説は首肯しがたく、巻Ⅰ(巻Ⅱの冒頭部を含む)・巻Ⅱ巻Ⅲ(巻Ⅳの冒頭部を含む)・巻Ⅳの三分説をとるべきではなかろうかの疑問が生じる。本稿では、清瀬説への疑問を中心として、天草本平家物語における教本的換言法について論述する。}, pages = {21--52}, title = {天草本平家物語における教本的換言法について : 清瀬説への疑問}, volume = {08}, year = {1973}, yomi = {コイケ, セイジ} }